世代間の格差 generation gap 2004 9 7
新聞や雑誌、そして本で、いろいろな人の活躍を知ります。
おそらく、明らかに質の高い層があると思います。
それは、50歳プラスマイナス10歳ぐらいの層だと思います。
この年齢層は、全体的にも、レベルが高いでしょう。
問題は、こうした人たちが、定年で退職した後なのです。
次の世代が、どうかというと、これが、大変心配なのです。
みんな、年金のことばかり心配していますが、
本当に心配すべきなのは、若者や子供の世代です。
最近は、文化や学力の問題だけでなく、「ニート」の問題もあります。
「働きたくない、勉強したくない、職業訓練も受けたくない」という若者です。
これは、「結婚したくない、気ままに暮らしたい、お金を自由に使いたい」という人たちと似ていますが、
まず、先に「ニート」対策でしょう。
ともに、大人社会へ羽ばたけないという点では似ていますが、「ニート」の方が深刻です。
こうした「翼はあるけれど、飛べない」という人たちへの対策も必要です。
昔の人は、そんなことまでやるのかと言うでしょうが、今と昔は違います。
今の子供や若者は、親に大切に育てられてきましたので、昔のやり方ではダメなのです。
今まで親が何かと面倒見てきて、急に就職問題や結婚問題になると、自力でやれと言っても無理です。
やはり、子供の就職問題や結婚問題は、子供任せにせず、親が手伝うべきです。
深刻 seriousness 2004 9 5
今の子供や若者は、理科や数学が嫌いになったと聞きます。
しかし、文科系になったかといえば、それも違います。
書店の主人に聞けば、
日本の代表的な文学作品を置いても、全然売れない。
今の子供や若者は、文学など読まないと言います。
つまり、今の子供や若者は、
理科や数学も嫌いだが、文学も嫌いということです。
何が好きかと言えば、テレビやゲームなどの娯楽です。
これでは、日本人の知性が「深刻」です。
こうした問題の対策を考える前に、
どうして、こうなったのかを分析する必要があります。
いずれにせよ、このままでは、世界が注目した日本文明も、
あと、30年で終わるでしょう。
そして、その後は、観光国家で食べていくのでしょう。